演習(大学院ゼミ)の記録
※この日はオンライン開催で、研究発表2件のみ
【研究発表1】
「高度成長末期日本における「医学」観」
今回の発表では、現在の論文執筆状況と併せて、論点として重視する点の再確認と論の展開について報告をしました。執筆内容の大きな変化はない反面、章としては統合した項目や削除した項目が前回発表よりも増えているためその点の目的と内容への影響について説明することを意識しました。時代的な背景や論点に対する議論の際に提示する根拠などの課題についてご指摘いただけたため、今後の執筆の中でより明瞭に主張と根拠を示せるように活かします。【工藤】
【研究発表2】
「インガルデンの美的経験論について」
今回の発表では、これまでゼミで発表してきた領域と題材を変え、異なる領域(現象学)で修論を執筆することを報告しました。まず領域を概観し、先行研究で何が問われてきたか、そして修論の背景・問題設定・目的に続いて修論の構成を最後に発表しました。時間が少ないなか急な変更ではありますが依然として私の関心の根幹は心的状況に対するものであるので方向性自体は変わらないこと、文献の読解が主な研究手法であると説明しました。発表後は、研究目的とその方法とにズレがあるなど指摘していただき、改めて考えるきっかけとなりました。【松山】