言社研25周年記念書籍への寄稿

『〈言語社会〉を想像する』(筆者撮影)

一橋大学大学院言語社会研究科、通称「言社研」の設立25周年を記念した書籍が出版されました。有賀は25周年にあたる2021年に着任したばかりですが、教員エッセイとして「科学の多彩な歴史を読む――西洋の古典から近現代日本の資料まで」を寄稿させていただきました。

この文章では、「私自身がこれまで何をしてきたか、これからどうしていこうと思っているか」を記しています。執筆したのは2021年9月で、すでにそこから半年が経ちますが、いま書いても大きくは変わらないだろうと思います。特に、大学院への進学を考えている方(有賀のもとで科学史や技術史を専攻したいという方)に読んでいただけると、ここでは何ができて何ができないかの参考になると思いますので、ぜひ手に取ってみてください。あわせて他の教員や卒業生の方々の文章を読むことで、言社研がどういうところなのかも理解できます。

なお、「いま書いても大きくは変わらないだろう」と書きましたが、1点だけ確実に違うところがありました。最初の段落で「百パーセント言社研の人間だとはまだ言い切れないところがある」と書いていたのですが、今ではもう、そう言い切っていいと思っています。